以前からアナウンスされていたTuneCoreJapanのUnlimitedプラン。
早期アクセス版の案内が来た!というツイートもX等で散見されており、私自身首を長くして心待ちにしていたのですがようやく来てくれました。
しかし、プラン内容等の情報が出回っておらず、検討することもままならないと思ったので、同じような境遇の方にこの記事が参考になれば幸いです。
Tunecoreからの案内
プラン内容
早速ですが、プラン内容は下記の通りでした。
![](https://acogitodtmto.com/wp-content/uploads/2025/01/20250124110007.png)
![](https://acogitodtmto.com/wp-content/uploads/2025/01/20250127193443-651x1024.png)
注意事項
早期アクセス版(ベータ版)では、一部不具合の可能性や途中で仕様が変更される場合がありますのであらかじめご了承ください。
音楽配信プランの併用はできないため、一部のリリースをPay Per Releaseプランにし、他のリリースをUnlimitedプランにすることはできません。
現時点ではUnlimitedプランに切り替えた後、Pay Per Releaseプランに戻すことはできません。また2年/3年パックの利用料の払い戻しは不可となりますのであらかじめご注意ください。
現時点ではUnlimitedプランに切り替えた後、下位のプランにダウングレードすることはできませんのでご注意ください。たとえば、スタンダードプランからスタータープランへダウングレードすることはできません。
配信したリリースは今までのリリースとおなじように各配信ストアへ配信されますが、プランによって配信までの期間が異なります。
個人/法人で提供されるUnlimitedプランが異なります。利用料金(規定)をご確認ください。
メール内容
![](https://acogitodtmto.com/wp-content/uploads/2025/01/スクリーンショット-2025-01-28-133112.png)
こんな感じのメールが来て記載されているURLから回答を申請すると、Unlimitedプランの早期アクセスが解放されるようになるみたいです。
各プランの比較
個人の配信状況
![](https://acogitodtmto.com/wp-content/uploads/2025/01/スクリーンショット-2025-01-28-135004.png)
現状、私たちアバンdeモーダンは4枚のアルバムをリリースしています。
良かったら聴いてみてください。
Pay Per Releaseプランの場合アルバム1枚約5,000円ほどかかるので、単純計算で年間約20,000円かかるようになっています。
また、これからも音楽活動を進めてアルバムリリースが増えていく事を考えると今回の新プランは非常に魅力的に見えます。
スターターとスタンダード
現実的に検討するならこの2つのプランのどちらかかと。
スプリットや速報レポート、最短配信日などの違いもありましたがプラン比較の画像を見ていく中で個人的に気になったのが2点ありました。
最大アルバム楽曲数
スタータープランは1アルバムに入れられる最大曲数は5曲まで。
スタンダードは15曲までとなっています。
配信し放題とは言っても、アルバムの曲数が制限されてしまうのはかなり痛手です。
歌詞の追加
まだUnlimitedプランで配信して無いので分からないですが、スタータープランだと歌詞が出せないみたいです。
私たちのような歌ものの曲を配信している人にとって歌詞が表示されないのは…ちょっと無理というか論外というか…。
歌詞も含めて楽しんでほしいので、スタータープランは候補から外れてしまう気がしてなりません。そこも込みでのプラン設定なのでしょう。
プロプランは…?
大きな違いとしては、
サブミット機能が利用できる
1アルバム50曲まで入れられる
このあたりです。
アーティスト追加は、別名義で曲をリリースした時に使えるなと思いますが、今現状の私達にはそこまで価値がないように思います。
サブミット機能というのは、
新譜リリースをサブミットすることで、バナー・ピックアップ欄・プレイリストなど、配信ストア上であなたの楽曲が展開・紹介がされやすくなる場合があります。リリースする作品・アーティストの活動内容について、できるだけ多くの情報をサブミットしましょう。詳しくは Submit(サブミット)のご利用について をご覧ください。
要するにプロモーション機能です。
しかし、「楽曲が展開・紹介がされやすくなる場合が」あるということなので、必ずピックアップされるということではありません。
このプロモーションに、スタンダードプランとの差分の価値を見出せるかがカギになりそうです。
個人的には…?
スターターかスタンダードで考えていましたが、現状ではスタンダードプラン一択の気がしています。
スタータープランは配信をこれから始めていく人や、他のディストリビューションサービスに対抗するためのお試しプランという気がしています。
プロプランのサブミット機能も魅力的なのは間違いありませんが…。
ここは各アーティストさんの考え方に依る部分が大きいでしょう。
配信したいアルバムもある
去年の4月にリリースした「歴史の残滓」というアルバムがまだ配信できておらず、いずれかの新プランでの配信が濃厚です。
まだ早期アクセス版(ベータ版)ということを考えると、正式リリースまでに何かしらの変更があるかもしれません。
また前述した「注意事項」の欄にもプランのダウングレードが出来ない旨の記載がありました。慎重にプランの選定を進めたいと思います。
このブログ記事が、皆さんの音楽制作に役立つ情報を提供できることを願っています。
さらに詳しい情報や、ご意見ご感想があればぜひコメントをお待ちしています。