日々進化し続ける生成系AI。
動画生成においては、Runwayの先行者利益独占状態だと思っていたのですが世界はどうやらそうではないらしく、後発ならではの強みを生かして様々かつ多様なAIが日々開発され生まれているみたいなのです。
かくいう私もMV制作のためにAIを活用したりしているのですが、なかなかこれといったものにたどり着けずにいます。
このブログでもたびたび取り上げてきました。
そんな中、今回は「Pollo AI」という動画生成AIを紹介します。
目まぐるしい進歩を遂げるAI界隈が今どこまで来ているのかをお届けします。
Pollo AIとは?

「オールインワンAI画像&動画ジェネレーター」とあるように、画像と動画を生成できるAIであると同時に複数のAI生成モデルを統合したプラットフォームでもあります。

前述したように、生成系AIは日々生まれ続けておりそれら全てを試して契約するのは金銭的にめちゃくちゃ負担がかかります。
そして、仮に契約できたとしても各AI間のページを行ったり来たりするのはまた手間がかかります。
そこで、Pollo AIの中で複数の動画生成AIを試すことが出来るようになりました。
動画生成は全部で12種類、画像生成は11種類を統合しています。
これが「オールインワンプラットフォーム」という所以です。
代表的な特徴
世界中のユーザーが作った動画が見られますが、一様にして高画質で破綻の無い仕上がりばかりとなっています。
そしてこれらは下記の特徴を生かして生成されています。
テキストから動画生成
ユーザーが入力したプロンプトに基づき、自動で映像を生成します。製品説明やニュースの要約、私が使うならMVへの使用が思いつきますが、想像の赴くままにといったところでしょうか。
画像から動画生成
後述していく機能になりますが、静止画に動きを与えて動画化します。カメラアングルを変えたり、被写体を動かすことが可能です。これにより、自分のイメージに使い世界観の似た動画を生成することが出来ます。
スタイルカスタマイズ
多様なテンプレートやエフェクトを提供し、ユーザーが好みのスタイルで動画を作成できます。例えば、映画風の映像やアニメーションスタイルなど、多様なスタイルを選べます。
日本語対応
日本語での利用が可能で、初心者でも簡単に操作できます。日本語のテキストを入力して、すぐに動画を作成できます。
料金プラン
各プランの概要は以下の通りとなっています。
画像は月ごとに支払うパターンです。

無料プラン
料金:無料
月間20クレジット、最大2本の動画生成可能。ウォーターマーク付きで、同時タスクは1つまでです。AI動画生成ツールを初めて試す方や、短期間で少数の動画を作成したい人に最適です。
ライトプラン
月額料金:$15(約2,200円)、年間契約で月$10(約1,500円)
月間300クレジット、最大30本の動画生成可能。透かしなし、高速生成、多様なカメラ移動オプション、優先サポートが利用できます。同時タスクは2つまでです。
プロプラン
月額料金:$29(約4,350円)、年間契約で$25(約3,750円)。
月間800クレジット、最大80本の動画生成可能。ライトプランの全機能に加え、より多くのクレジットが提供されます。同時タスクは3つまでです。大量の動画コンテンツを必要とする企業や、プロフェッショナルな動画制作を行うチームに最適です。
まずここでお伝えしておきたいのは、無料プランは本当に「お試し版」といった感じです。
新規ユーザーには50クレジットからスタートして月に20クレジットずつ追加という感じなのですが、満足いくまで作れる感じではないです。
また使用するAIモデルごとに使うクレジット数が異なる点も注意が必要です。
実際の使い方
ここからは「Image to Video」つまり画像から動画を作るモードで生成手順を紹介します。
と言っても、ほんとにユーザーフレンドリーで非常にシンプルなので簡単に作れる印象があります。
1.画像の指定
今回は下記の画像を使います。
以前私が生成したことあるもので、未来都市の夜の風景です。

2.ドラッグ&ドロップとプロンプトの追加
選んだ画像を枠の中に投げ込むと、適用する範囲を設定できます。
詳細な設定をしたい場合は狭めることも可能ですが、そのまま「OK」を選んで問題ありません。
私がいいな!と思ったのは、画像を簡単に説明するとAIがプロンプト例を3つ提示してくれます。
とりあえずいい感じにしたいけど特に何も思いつかない時にはとても有用です。
そして動画の時間やクリエイティブ度を選択して生成ボタンを押すだけです。
めちゃくちゃ簡単です。
3.そして完成
出来上がったのがこちらの動画になります。
画像では移されていなかった部分が生成されてかっこいい雰囲気のある動画になりました。
ちなみにこの動画の生成には20クレジットを使っています。
各AIモデルの比較
クレジット数の兼ね合いもある中で、各AIモデルがどのような生成クオリティを保ってくれるのかが気になるところではないでしょうか?
遊びでいろいろ試すにはちょっと勇気がいると思います。
なので、私のできる範囲で色々生成して試してみました。
1.春の訪れと男の子

春の訪れを感じる瞬間。寝転んでいる男の子は起き上がり歩き出す。そうすると目の前に大きな満開の桜の木がありそれを見上げると、強風が吹き桜の花びらが舞う。
PixVerse V3.5/Pollo 1.5/Hailuo Live2D/Luma Ray 2/Kling 1.6
比較検証
5つのモデルを使用しアニメ調の動画を作ってみました。
男の子にプロンプトで動くように指示を与えて、実際に動いたのは3つでした。
勿論、1発生成での比較なので何度も繰り返し試行錯誤すれば各AIの練度は上がっていくものと思いますが、「Kling 1.6」は上手に出来ています。
これらの比較をシームレスにプラットフォーム上でできるのはPollo AIの強みでしょう。
2.青いロボットのダンス

鮮やかな照明効果を備えた未来的なステージで複雑なダンスルーチンを披露する青いロボット。
Runway Gen-3/Hailuo AI/PixVerse V3.5(オート)(漫画)(サイバーパンク)/Pollo 1.5
比較検証
どれも良い感じですね。個人的にはHailuo AIとPolloが好みでした。
PixVerse V3.5も良いですが漫画やサイバーパンクはもう少し作り込む必要があるかもしれません。
3.湿った未来都市

夜空に雷が光る。 そして町の間を抜けるようにカメラが移動を始める。 不安な雰囲気が画面いっぱいに広がる。
Kling 1.5/Kling 1.6/Luma Ray 2/Hailuo AI
比較検証
前述した画像を少しプロンプトを変えて提案してみました。
やはり街の間を移動してくれていると、「あ、この子にはちゃんと伝わっている!」という安心感がありますね。
そしてこの街並みというか、こういう画像を動かすのはAIの得意分野なのかも?とも感じるぐらい軒並み生成が上手でした。
音楽に合う動画を作る時にはこれぐらいの表現があった方が曲が映えます。
Luma Ray 2の色合いというか雰囲気がかっこよくていいですね。
画像をこちらから指定している以上「変えてもらっては困る世界観」と「それを越えてくる提案」がせめぎあいますが、破綻なく高品質に映像を提案してくれるのは何とも素敵です。
4.自分たちのアーティスト写真

カフェのテラスで、男女がギターを持ちながらアコースティックセッションをしている。心地よい雰囲気の中、観客が感動。
Pollo 1.5/Runway Gen-3/Kling 1.6/PixVerse V3.5/Luma Ray 2/Wanx 2.1
比較検証
恥ずかしながら自分たちのアーティスト写真を使用してみました。
人間の表情やギターを弾く指など難しいのでは…?と感じていましたが杞憂でした。
ここまで進化しているのであれば、MVでの表現にも困ることはないでしょう。
充実したAIエフェクト&拡充機能

他にも面白いAIビデオエフェクトが40種類以上と充実しています。
Tiktokで見かけるようなエフェクトも多数あり、バズを狙う投稿者にとってはまさに宝箱のようです。
生成した動画に関して、「再生成」や「動画の延長」、「高画質化」などのオプションも揃っておりまさに至れる尽くせりといったところです。
シームレスの万能感
総評としては、まさに時間が溶けるおもちゃ箱といったところでしょうか。
音楽は作れるけど、MVはなかなか…。といった方の強い味方になりうると思います。
シームレスに各AIモデルを使うことが出来てワクワクドキドキが止まらないPollo AIの実力を垣間見ました。
注意点というかデメリットに関しては、時間と同じようにクレジットも溶けるのが早いです。各モデルによって消費クレジットは違うので、無駄打ちをしないためにも今回の記事を参考にしていただけると幸いです。

このブログ記事が、皆さんの音楽制作に役立つ情報を提供できることを願っています。
さらに詳しい情報や、ご意見ご感想があればぜひコメントをお待ちしています。