私は普段からStudioOneで制作活動を行っています。
その中でも無くてはならない機能としてこの「コード解析」を推したいと思います。
とにかく非常に便利で制作のみならず耳コピや楽曲分析にめちゃくちゃ有用です。
コード解析の手順
コードトラックの表示
まずはコードトラックを表示させてみましょう。
画面左上にレンガを重ねたようなマークがあるのでクリックすると
コードと書かれた欄があるのでこれで表示させることができます。
MIDIトラックから解析
コード解析の方法は2種類あります。
MIDIイベントをコードトラックにドラッグ&ドロップ
打ち込んだイベントをコードトラックに持っていくと解析結果が瞬時に表示されます。
この解析スピードがめちゃくちゃ速いというのも推しポイントです。
右クリックからオプション表示
もうひとつの方法として「コードトラックに抽出」というオプションから解析を進める方法があります。
このオプションの中にも使えるコマンド盛りだくさんなので別記事にて紹介していきたいと思います。
解析結果
簡単に打ち込んだものではありましたがバッチリ合っています。
オーディオデータからの分析
弾き語りシンガーソングライターの皆様お待たせしました。
次はオーディオデータの解析をします。
上記のコード進行をアコギで弾いてみました。
こちらを解析してみると…
めちゃくちゃ優秀な検索結果になりました!
「D/F#」や「Bm7」と細かい部分はズレましたがそこは私の演奏が未熟ということで…
ちなみにコードトラック上のコードは任意に変更することも可能です。
分数コードにしたり7thや9thの設定もできます。
もうひとつ試してみます。
先ほどとは毛色の違う難解で手数の多いフレーズですが…
「A7」が「AM7」になっていますが、それ以外の結果はとても優秀です。
コードトラックからイベントを作成
解析して抽出したコード進行をインストゥルメントトラックにドラッグ&ドロップすると白玉(音を伸ばしっぱなしのやつ)のMIDIが生成されます。
※ピアノ付きver
簡単なトラックですがピアノが弾けないとか、後ろでパッドシンセを鳴らしたりするときには非常に時短になります。
既存曲も分析出来る
今までは1パートのみを分析してきましたが、実は
複数の楽器が重なっている既存曲からも分析することができます。
※音量注意
こちらは私が属する夫婦デュオ「アバンdeモーダン」の「曇天」という曲です。
エレキギター2本、アコギ、ベース、コーラスなどなど
沢山の要素がある中でコードの解析はというと…
もう最高です。
ちなみに、フルverは各種サブスクにて配信してるので
興味があれば聞いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
StudioOneのコード進行解析について書いてきました。
高精度且つ編集も簡単でここから色んなテクニックに派生していきます。
弾き語りシンガーソングライターには堪らない小技を別記事でも紹介してるので
良かったら覗いてみてください。