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【BFの風物詩】過去のWaves無償配布を振り返りつつ今年もプラグインを貰いたい!

あばん
あばん
今年もこの季節がやって来たね…!!

もーだん
もーだん
もう既に各ディベロッパーは大型セールを始めてるね!!

すっかり日本でも聴き馴染みの出た「ブラックフライデー」、通称「黒金」の時期が到来しました。
沢山のセール情報が飛び交い、各社大盤振る舞いとも言えるほどにプラグインや音楽機器が安くなって私たちのお財布を狙ってきます。

そんな中、もはや恒例行事になりつつある「Wavesプラグイン無償配布」が先日アナウンスされました。

今回は、キャンペーン内容と過去の配布プラグインを振り返ってワクワクを高めていきたいと思います。

キャンペーン概要

全世界待望と言っても差し支えないのでは…?と思ってしまうほど、話題を掻っ攫っていくイメージです。

下記リンクからメールアドレスを登録するとすると10,000人限定でWavesの新作プラグインが貰えます。


あばん
あばん
しかも、毎年新作のプラグインっていうのが…
もーだん
もーだん
粋だし嬉しいよね!!

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過去に配布された製品

調べてみると、2017年からの情報しか見つけることが出来ませんでした。
それ以前の情報をお持ちの方はぜひご教示ください。

2017年

2017年はVUメーターの配布だったようです。
ゲインステージングやヘッドルーム確保に役立ち、「使いこなせたらなぁ…」と思うプラグイン筆頭です。

2018年

2018年はディエッサーの「Sibilance」です。
この年から新作プラグインが配布されるようになったみたいです。

これは、私は無償配布でゲットしました。
ディエッサーというものを知らず、初めて使った時にめちゃくちゃ感動したのを覚えています。

Wavesが新たに開発した革新的なOrganic ReSynthesisテクノロジーから、限りなく透明に近いボーカル・ディエッサーが誕生しました。耳ざわりな”S”サウンドを、ありえないほどの速さでかつ質感を損なわずに除去する。ボーカルの輝きを保ったまま、不要な雑味だけを取り除きます。
Organic ReSynthesisを搭載するSibilanceは、かつて無い精密さで”ス”、”シュ”といった歯擦音を特定し、なめらかで雑味のない、効果的なディエッシングを実現します。しかも元のボーカル素材の質感や伸びやさ、自然な倍音感をすべて保ったまま処理することができます。Sibilanceのユニークな方式によって、元のボーカル・トラックから歯擦音のパートだけが抽出、処理されます。これによりボーカルにもっとアグレッシブなEQを施すことも可能になります。

記事を書いている今、思ったのですが、これはWavesのプラグインで割とおすすめ出来るやつでした。

レビューとしては下記の通りです。

操作が簡単で視覚的にも優しい
 ノブ数も少なく、リダクション量が視覚的に分かりやすい。

音の劣化が少ない
 独自の技術のおかげなのか歯擦音だけをクリーンに除いてくれる印象。

2019年

2019年はディストーションプラグインの「Berzerk」でした。

これも無償配布でゲットしましたが、「狂気の歪み」と公式が題する通り、当時の私には扱いが難しすぎて敬遠しっぱなしとなっています。

あばん
あばん
公式の動画やプリセットを見ると…
もーだん
もーだん
808のサウンドを多用する人は相性いいかも…

2020年

2020年は空間系の「CLA EchoSphere」でした。
Wavesではお馴染みのCLA監修の元作られたプラグインです。

また、この年から配布プラグインの上位版が発売されるようになりました。

あばん
あばん
機能制限版を無償で配るから…
もーだん
もーだん
気に入ったら上位版を買ってね!ってことか…

上位版 CLA EPIC


上位版ですが、これを私は買いました。

あばん
あばん
まんまとWavesの策略に…
もーだん
もーだん
乗っかっちゃったわけなんだね…。

結果、めちゃくちゃ良かったです。
上位版の実力を見せつけられました。

EchoSphere」ではプレートリバーブとスラップディレイの1種類ずつのみでしたが、上位版では、リバーブとディレイがそれぞれ4種類になり、それらを組み合わせているプリセットがとても優秀でした。

数種類のリバーブ&ディレイを組み合わせることで深みが出て、音の空間がより複雑になっていく

注意
ちょっと動作が重いかな…?と思うこともありますが、とても強力なプラグインです。

2021年

2021年はLo-Fi空間系の「Lofi Space」でした。
これも上位版の「Retro Fi」が用意されています。

これに関しては、無償配布でLofi Spaceをゲットしたのですが、機能が制限されすぎててあまり刺さらずに上位版の購入に至りませんでした。
今、見たらRC-20 Retro Color の競合になりそうな雰囲気があるので勿体無いことしたなーと思います。

2022年


2022年はサチュレーターの「LIL TUBE」でした。
そして、この年は無償配布分をゲットできませんでした…。

使ったことのある製品のみをレビューする信念なのでなんとも無念です。

一応情報としては、Waves Magmaシリーズ第一弾となる製品でアナログ系のプラグインがリリースされています。

またこの年も上位版の「BB TUBES」が有料版としてリリースされています。

2023年

2023年はボーカルプロセッシングプラグインの「Silk Vocal」でした。
この年は無事に無償配布分をゲットしました。

そして、上位版の発売が無かった年でもあります。
(私の記憶違いの可能性があるので間違ってたら教えてください…)

Silk Vocal は、ボーカルを生の状態からバランスの取れたミックスまで処理するスマートな EQ およびダイナミクス プロセッサです。直感的な UI により、他のプラグインをいくつも必要とせずに問題を解決できます。

革新的なテクノロジーを採用した Silk は、2000 の分析バンドにわたって共鳴を自動的に検出します。スマートなボーカル エンジンが、処理を実行する場所タイミングを決定します。処理の程度はユーザーが決めます。試してみて、ボーカルをどれだけ速くミックスできるかを確認してください。

耳障りな広域や、濁った低域など、不明瞭になりがちなレゾナンス除去をしてくれつつ、いい感じの質感に整えてくれるのですが、私のレビューは下記の通りです。

やり過ぎ厳禁
 注意しないとすぐに痩せたシャリシャリした音になってしまいます。

トリートメントなら使える
 簡単操作にしてくれてる分、これで完成まで持っていくのは個人的には難しい。

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今年のプラグインは…?

見た感じサイバーな雰囲気がありますね。

なので、シンセポップやサイバーポップなどで使えそうなコーラスモジュレーション系じゃないかなーと個人的には思っています。

なんにせよ…

沢山のディベロッパーが鎬を削り、新作プラグインが飛び交う中、毎年新作のプラグインを届けてくれるWaves様には感謝しかありません。

あばん
あばん
本当にありがとうございます…

今年のプラグイン配布も10,000人限定との触れ込みなので、お忘れなきよう。

このブログ記事が、皆さんの音楽制作に役立つ情報を提供できることを願っています。
さらに詳しい情報や、ご意見ご感想があればぜひコメントをお待ちしています。

ABOUT ME
池田 耕平
夫婦アコースティックデュオ「アバンdeモーダン」のメンバー。 作詞作曲とDTMを使った編曲やミキシングを担当。 メイン楽器はアコギとハーモニカ。 DAWはStudioOne。 ・音楽制作(BGM・ボカロ) ・夫婦ライバー ・YouTube運営(カバー・DTM解説) ・当ブログ運営
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