一通り曲を作れるようになった時に現れる「オリジナリティ渇望症候群」。
ありきたりな王道コード進行もいいけどそれを更に発展させたい時があるかと思います。
今回は私自身がお気に入りで楽曲の中にも取り入れている少し癖のあるコード進行をお届けします。
ここが重要なのですが、コード進行自体に著作権は無いのでいいなと思えるものを吸収して自分色に染めなおして見てください。
①6-2-5-3進行
まずは実際にお聴きください。
いかがだったでしょうか?
とてもジャジーで哀愁の漂う雰囲気だったかと思います。
コードネームで表すと下記のとおりです。
ちなみにこれをシンプルなローコードで弾いたものがこちらです。
私的なポイントとしては1弦をミュートしたり弾かないようにすると、よりジメッとした雰囲気が演出できます。また、ストロークもアルペジオも使いやすいので使い分ければより表情豊かになるでしょう。
このコード進行は私の楽曲の中でも取り入れていて、歌詞のメッセージ性を後押しするようなふつふつとしたアンニュイな気持ちを代弁してくれています。
②6-1-2-3進行
いかがだったでしょうか?
シンプルではありますが深夜っぽさがあって好印象です。
コードネームは下記のとおりです。
先ほどにも登場した「Am79」がまた使われていますね。
場所は選びますがハマれば最強コードなのでぜひ使ってみてください。
またローコードでも弾いてみましょう。
先ほどのコード進行より雰囲気が変わったのが伝わったでしょうか?
奏法による部分もありますが、特に「Bm7」の部分が繋ぎとしていい味を出しています。
私はアルペジオで演奏するのが好きですが他の方ならどのように演奏するのかとても興味があります。
またこちらのコード進行も楽曲に取り入れており速めのアルペジオが楽曲の根幹を支えてくれています。
③1-1-1-4進行
見出しの進行が合っているのか分かりませんが、同じベースラインを続けることでの浮遊感や停滞感を感じさせるコード進行です。
コードネームはこちらです。
一応ローコードでも弾いてみましょう。
やはりというべきか、シンプルなコードなために表情に起伏がなく少し退屈な印象を受けました。テンションコードを使うとそれだけでリフ的なフレーズが生まれるので循環することが出来ますね。
こちらに関してはまだ楽曲に取り入れておらずこの種から如何にして楽曲へと育てていくかが腕の見せ所ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
(私なりの)秘蔵のコード進行を紹介させてもらいました。
もちろんシンプルなコードも私は好きですし、多用します。
その基本的なコードあってこそ今回紹介したコードたちは真価を発揮します。
またこちらの記事を動画にもしています。
ぜひご覧ください。
前述したように、コード進行には著作権はありません。
また「こんなコードの押さえ方あったんだ」と単体で使っていくのも良きかと思います。
何か新しいアイデアやインスピレーションのきっかけになれば幸いです。