DTMとは切っても切り離せない「プラグイン」。
どれが良いのかな?と迷い、安くなってる!と迷い、折角だからと迷い…。
色んな買い物をしてきた私がDTM初心者の方に伝えたい「これはやめとけ」をお届けしたいと思います。
具体的には以下の5つです。
この内、2つを今回はお届けします。
あれこれ買う前に
有名大手はやっぱり…
バンドルが正義
EQとコンプは沼
LITE版の罠
今回もお付き合いのほどよろしくお願いします。
あれこれ買う前にどの音源から買うべきか?
音源系プラグインについて
DTM初心者の方に説明しておきますと、プラグインには楽器やシンセサイザーなどの音が鳴る「音源系プラグイン」とEQやコンプレッサー、リバーブなど音を変化させる「エフェクト(FX)系プラグイン」があります。
今回、ここで言う「音源」とは「音源系プラグイン」を指して使っていきます。
まずは生ドラム系音源からが正着
今どきどのDAWも一通りの音源やエフェクトは純正が内蔵されていることが多いです。
しかし、どうしても物足りなさを感じてしまうのは「生ドラム系音源」でした。
シンガーソングライターやバンドマンからDTMを始める場合どうしても不可欠なんですよね。
かく言う私も、純正の音源でやりくりしてましたがどうしても表現力の限界を感じてXLN AUDIO社「AddictiveDrums2」を購入しました。
当時の衝撃と「もっと早く買えばよかった…」の後悔は今でも思い出せます。
私の場合、歌とギターは自前でしたし、ピアノやベースは無料音源やDAW純正で何とかしてましたがドラムだけは本当に手の施しようがありませんでした。
買ってからは曲作りのモチベーションが高まりましたし、制作効率も上がりました。
じゃあどれを買うべきか?
私が所有したものだと前述した「AddictiveDrums2」がオススメです。
そして、このメーカーは頻繁にセールをするので出来ればセールを待ちましょう!!
40~50%のセールであれば個人的にはGOです!!
AD2のおすすめポイントは以下の通りです。
FXpansion社「BFD3」も所有してますが、初心者にオススメかといわれると…。
パッと見たときのUIがとっつきにくく、何をどうしたらいいか分からなくなるかも知れません。
またMIDIパターンも豊富とは言えず、もう少し慣れてからでもいいような気がします。
けれど、音はめちゃくちゃ良きです!
TOONTRACK社について
初心者オススメ音源としてまず名の上がる「EZ DRUMMER 3」
ドラム音源最高峰としてBFD3と双璧をなす「SUPERIOR DRUMMER 3」
これらに関してなんですが、私が所有しておらずレビューが書けません…
忸怩たる思いとはまさにこのこと…。
しかし、TOONTRACK社の製品である「EZ KEYS」や「EZ BASS」は私自身愛用してますし、レビューも好評ばかりなので買って間違いはないでしょう。
別記事にて「EZ KEYS」についても紹介しています。
勿論、初心者の方は「EZ DRUMMER 3」から購入されることを勧めます。
音源の陥りがちなあれこれ
結局大手が強くて安心
全世界のメーカーが日夜問わず魅惑的なキャンペーンを打ってきやがります。
とは言え、混交玉石なので何をもって信頼に足るのかというとやはりそのメーカーのネームバリューです。
私の中では、Native InstrumentsやTOONTRACK、IK Multimedia、Spectrasonics、UVIなど、勿論これらだけではありませんが大手だと認識しています。
私の失敗から得た教訓としては、
知らないメーカーはまずググる
KONTAKT音源は注意
製品のリリース時期が古くないか注意
となります。
ここからは自戒の意味も込めて心がけていることをお届けします。
KONTAKT音源の罠
KONTAKTとはNative Instruments社のサンプラー音源プラグインです。
このKONTAKTのエンジンを使った音源が同社だけでなく色んな会社からリリースされています。
セール情報を見ていると
というような文言を見たこと無いでしょうか?
これはKONTAKT上じゃないと動かせない音源だということです。
これ自体は非常に便利で優秀なプラグインなのですが、KONTAKTエンジンを使用した音源には注意すべきことがあります…。
買ってから存在を忘れる
「こいつは何を言ってるんだ?」と思われたことでしょう。
いや、本当なんです。
というのもKONTAKTの表示の仕方に少し癖があります。
通常は上記のようにライブラリーとして音源の画像や名前が出るようになっています。
しかし、それはNative Instruments社の管理ソフトで認証できる場合のみです。
世の中に山ほどあるKONTAKT音源がすべてそれに対応はしていないのです。
その場合どのようになるかというと…こうなります。
フォルダーが一覧で表示されるだけです。
よほどお気に入りだと良いのですが、お試しで買ってみたとか、無料だったからとりあえず…とするとその肝心なお気に入り音源が埋もれます(ガチ)。
なので購入やダウンロードを検討する際は、より深く自問自答しています。
Pad系音源の罠
Padとは後ろの方でなっているふわーっとした音の事です。
めちゃくちゃ個人的で申し訳ないのですが、初心者の時の私に伝えるなら「Pad系の音源はそんなに種類あっても使わないぞ!」です。
私が作ってる曲は歌ものが多く、音数が多かったり、そもそもソフトシンセの中にPad系プリセットが山ほど入ってきがちです。
同様に「サウンドデザイン」「インダストリアル」「アンビエント」「サウンドスケープ」この辺の文言も同じように注意しています。
なのでこれらの罠たちをまとめると…
マルチ音源の罠
これもKONTAKT音源に多いのですが、ドラム・ベース・ピアノ・ブラス・ストリングス…などがひとまとめになった音源があります。
これも結果的に使わなくなるパターンのやつです。
餅は餅屋なので、専用の音源を集めていく方が曲のクオリティ的にも金銭的な負担もより良くなっていたように思います。
まとめ
本当はもっとお伝えしたいネタを用意していたのですが、ちょっとだけ熱くなってしまいました。
私が初心者だった時も「いい音にならない」「何が違うんだろう」と悩んでいました。
確かに高品質な音源によって曲のクオリティは爆上がりします。
しかし、「これでいける!」という自分なりの高品質な音源を得るまでに私は遠回りをし過ぎたように思います。
そのおかげでこの記事が書けていることも事実ですが、その轍を踏んでしまう方が少しでも減ればいいなと思い筆を執りました。
次回もまた別の「やめとけ」を書いていきます。