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【無料】フリー音源のおすすめ新定番Fracture SoundsのBlueprintシリーズ!レビュー&使い方を徹底解説!

あばん
あばん
新しい音源が欲しいけどお金が…
もーだん
もーだん
無料で高品質な音源あるよ!

高品質な音源が欲しいが出費は押さえたい。
そんな無料音源のシリーズで言えば、Spitfire AudioのLABSが有名でしょうか。
Spitfire Audioというネームバリューに違わぬ高品質な音源がずらりと揃っています。

そして、その牙城を崩すべく対抗馬として挙がってきたのがFracture SoundsのBlueprintシリーズ。
現状は、知る人ぞ知る!といったところですが、使ってみると存外良い音源なので紹介していきます。

製品概要

2023 年 9 月に Native Instruments との提携によりリリースされた Blueprint シリーズは、Kontakt Player 7 を使用して Fracture Sounds のサンプリングの世界に無料でアクセスできる手段です。

音響実験から商用リリースのための研究開発、さらには最終版に残らなかったサンプルまで、Blueprint には音響パレットを強化するためのインスピレーションあふれる楽器が豊富に揃っています。

本家サイトより引用

このBlueprintシリーズは無料のKontaktPlayerでも起動をすることが出来ます。

有料のKONTAKTじゃないと動かせない音源も数ある中、非常に大きなアドバンテージです。もちろん有料KONTAKT上でもBlueprintシリーズは使用可能です。

2025/3時点でのラインナップ

現在は「17種類」の音源がリリースされています。
私のKONTAKT上で確認すると下図のようになります。

直近のリリースで言うと2025/02/26にWoodwind Ensemble。

その前が、2025/01/29にBass Guitarをリリースしています。

無料音源に限った話ではないですが、継続的に新製品のリリースが行われていると「力を入れてるんだな」「これからが期待できるな」と感じます。

あばん
あばん
曲作りにもブログにも言えることだよね…
もーだん
もーだん
継続こそ力になるんだよね…

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インストール方法

初めてインストールされる方は、「Blueprint Collection」のページに飛ぶとひとつずつカートに入れる必要が無いので楽が出来ます。

ページに飛んだら、入力したアドレス宛にシリアル番号が書かれたメールが来ます。
ずらっと送られてくるので最初は面食らいますがちゃんと0$で来ますので大丈夫です。

黒で塗りつぶした部分にシリアル番号が記載されていて、この番号をNI社の「Native Acsess」に入力していくと承認されダウンロードをすることが出来ます。

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デモ音源

Blueprintシリーズを使って短いデモ曲を作ってみました。

少し気恥しい部分はあるのですが、12種類を使ってみました。
無料音源とは思えないような雰囲気で、ちゃんと曲が成り立っていると思います。

あばん
あばん
これらが無料で手札に加わるなら…
もーだん
もーだん
色んなインスピレーションが湧きそうだね!

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個人的におすすめの音源

1.Electric Keys

どのメーカーもそうなのですが本当にデモ動画が素敵です。

RhodesのMark 1をサンプリングして作られたシリーズ第1弾の製品です。
非常に綺麗な音で繊細という言葉がぴったりの音源です。

Atmosphere
リバーブとは少し違う、空気のような雰囲気のレイヤーを追加して、音の深みや空間の広さを調節します。
このシリーズの多くに搭載されているノブで、アンビエント系の曲を作りたい時にはとても重宝します。

Mechanical
演奏の際のキーノイズの音量を決めることが出来ます。
しかし、上げすぎると単純に邪魔になってくるので、小さめかOFFにしてしまうのが良いでしょう。

2.Music Box

デモ曲ではモチーフを演奏してくれた音源です。
Ageというノブがこの音源の推せるところで、使い勝手が良くいろんな場面で活躍してくれます。

Age
名前の通り経年劣化を再現していくと同時にアタック/パンチを強化します。
これにより、可愛い音から、おどろおどろしい少し不気味な音まで作ることが出来ます。

Damping
サンプルのリリースを弱めることが出来て、余韻をコントロールできます。
短く切ればコロコロした音にできます。

また、Atmosphereノブと非常に相性が良く、「S」のボタンを押すとAtmosphereの音だけ鳴らすことが出来るのですが、なんとも言えない幻想的なPADのような音も鳴らすことが出来ます。

3.Woodwind Ensemble

ピッコロ、フルート、オーボエ、コーラングレ、クラリネット、ファゴットの演奏が収録されており、それぞれの音域のスイートスポットでブレンドされています。
つまりこの音源で演奏できる音域がとても広く、オクターブで重ねるだけで厚みのある演奏をすることが出来ます。

アーティキュレーションは2種類用意されていて、Performance Short-Sustainというのはベロシティによりアーティキュレーションを切り替わるというモードです。
ベロシティが弱いと「スタッカート」、強いと「サスティン」に自動で切り替わります。

MIC MIX
近・中・遠距離のマイクをそれぞれ調節することが出来ます。
また、perspectiveというスライダーを動かすと距離感に応じて3つのマイクを良い感じにブレンドしてくれます。

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17種類全部好き

とりあえず3つだけ紹介させてもらいましたが、全部好きです。
パイプオルガンがあったり、クリスマスに使われるスレイベルがあったり…。

ジェントルシリーズも木管系・ストリングス系・金管系と揃っています。
オーケストラ曲を書けるほどアーティキュレーションや音色が充実しているわけではありませんが、このメーカーが気になった方は、しっかりした有料製品もラインナップがあります。

個人的にはAtmosphereノブが搭載されているおかげで、のどかな音や妖しい雰囲気のある音など音作りの幅が広くとれるところも好きです。

タイトルにもあるようにLABSが無料音源として有名ですが、このシリーズも負けておらずこれからの注目ディベロッパーだと感じました。

このブログ記事が、皆さんの音楽制作に役立つ情報を提供できることを願っています。
さらに詳しい情報や、ご意見ご感想があればぜひコメントをお待ちしています。

ABOUT ME
池田 耕平
夫婦アコースティックデュオ「アバンdeモーダン」のメンバー。 作詞作曲とDTMを使った編曲やミキシングを担当。 メイン楽器はアコギとハーモニカ。 DAWはStudioOne。 ・音楽制作(BGM・ボカロ) ・夫婦ライバー ・YouTube運営(カバー・DTM解説) ・当ブログ運営
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