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BFD3がVer3.5にアップデートを発表!具体的にどこが変わったのか?強化された機能やポイントを解説!

あばん
あばん
おお!待望のアップデートですな!
もーだん
もーだん
具体的に何が変わったんだろう?

高音質な孤高のドラム音源「BFD3」がVer3.5にアップデートしたとの発表がありました。
私自身、メールが来たのは数日前なのですが、公式サイトで確認してみると2月にはしれっとアップデートされてたみたいです。

今回はVer3.5の新機能や変更点について解説していきます。

まずはインストール

inMusicソフトウェア

赤枠内の2個がBFD本体とサウンドライブラリーです。

本体自体はBFD3.5へと変更がありましたが、ライブラリーは「1.0.0」のままだったので変更が無いようでした。
個人的には後ろ髪をひかれながらスルーしてもいい場面だと思います。

DAW画面で起動

起動時の待機時間がだいぶ長くなっちゃった印象です。
ネット上でもこの読み込み時間の長さは全然歓迎されていませんでした。

そして、すぐには音が出ないみたいなので、「set up content locations…」から、音源のあるフォルダを設定したらようやくスタンバイOKです。

あばん
あばん
あれ、結構ここまで来るのに…
もーだん
もーだん
時間がかかるようになっちゃった…?

読み込み時間などはこれからのアップデートに期待しましょう。

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BFD3.5の進化ポイント

サウンド面の強化

まず特筆すべき部分はサウンドの向上でしょう。
具体的なポイントは以下の3つです。

タムのレゾナンスとモデリング
タムの共鳴音や他のドラムパーツからの被り(ブリード)を物理的にモデリングすることで、一体感のあるキット全体の自然な響きを実現しました。
この機能により、タムだけでなくスネアやキックとの相互作用もリアルに再現されます。

上記のTrimレベルを調整して他のタムにどれだけ共鳴やかぶり音を送るかを調整します。
それによってドラムトラック全体での一体感やリアルさの向上に役立ちます。

シンバルスウェル
シンバルロールや連打時に発生する微妙な音の重なりや揺れを再現するアルゴリズムが強化されました。特にジャズやアコースティック系楽曲で、シンバルの自然な減衰と深みを表現することが可能です。

設定のプリセットが用意されていることと、デフォルトではOFFになっていることは注意すべきポイントかも知れません。

ダイナミクス改善
打撃の強弱がより細かく制御され、演奏感がさらにリアルになりました。これにより、静かなパートから激しいパートまで幅広い表現力を持つドラムトラックを作成できます。

BFD3.5以前からタムのレゾナンスやシンバルスウェルについては搭載されていて推しの機能だったのですが、Ver3.5でもことさら強調されています。

あばん
あばん
元から高音質だから…
もーだん
もーだん
どのぐらい改良されたのか分からん…。

ミキシングフローとエフェクト強化

DCAMモデリングによる音質向上
DCAMとは、FXpansionが開発した独自のモデリング技術で、アナログ機器の動作を物理的に再現することで、自然で音楽的な音響を提供してくれます。この技術でコンプレッションやフィルタリングをよりリアルで高精度な良い音になっています。

48 種類の最先端のオーディオエフェクト
同グループ社の「XPAND! 2」などの製品を有するAIR Music Technology社のエフェクト群を搭載しています。またトラック毎にインサートが可能で、ミキシングフローが改善されました。

AIR Music Technology社 XPAND! 2

GUIの一新
アイコンやフォントが改良されて操作性と視認性が向上しました。また、設定で不要なウィンドウを非表示にすることも出来、シンプルで効率的な作業が可能になります。

マイクコントロールの追加
チャンネルごとに複数のマイク レベルと個別のマイク減衰を柔軟に設定できます。更新されたマイク コントロール パネルでは、ドラム サウンド信号のレベルやその他の側面をさらに調整できます。

以前のVerでも搭載されていましたが別のタブで表示されるようになりました。
各マイクへの入力音量が視認しやすくなり、リアルレコーディングでは不可能な設定まで追い込めるので音作りの幅が広がります。

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プリセットのマクロ機能

公式の方に記載がなく、今まで気づいて無かっただけなのかも知れませんが、マクロコントロールが追加されていました。

各プリセットのBFD3.3以上には各ノブにエフェクトが組まれていて音作りの方向性が非常に簡単に決めることが出来るようになりました。
これを見ると、無償配布されているBFDplayer的な操作性を感じることが出来ます。

いくつかを下記の動画で紹介します。

プリセット:Big Rock
プリセット:Lively Pop
プリセット:Roundabuts

これにもっと早く気付けておけばもっとBFD3の出番が増えてたのでは…?と思ってしまいました。
いつからの機能かは分かりませんが、ここもチェックしてみてください。

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3.5になってどう…?

一部のエフェクトやアルゴリズムの変化などが記載されていましたが、私はそこまでBFDヘビーユーザーという訳でもないので明らかな音質・操作性の向上はいまいち分かりませんでした。

むしろそこまで使いこなせていなかった自分を恥じるべきでしょう。

私自身の環境では大きな変革ではなかったのですが、

Apple Silicon AAXサポート
クロスプラットフォームVST3サポート

こちらの方が大ニュースという方が多いのではないでしょうか?

そして、X(旧Twitter)上での評価は、
バグが怖い&バグった
読み込み時間が長すぎる
何が変わったのか難しい

という投稿が多かったです。
私はバグは起きていませんが、大体同じ感想でした。

BFD4にせず、Ver3.5と刻んでくるあたり、今後に期待したいところです。
なにはともあれ、最高峰ドラム音源がまた一つ進化をしたので、つぶさに使いつつその恩恵を享受したいと思います。

そしてこのアップデートを記念して本家サイトで本体と拡張パックのセールが行われています。

このブログ記事が、皆さんの音楽制作に役立つ情報を提供できることを願っています。
さらに詳しい情報や、ご意見ご感想があればぜひコメントをお待ちしています。

ABOUT ME
池田 耕平
夫婦アコースティックデュオ「アバンdeモーダン」のメンバー。 作詞作曲とDTMを使った編曲やミキシングを担当。 メイン楽器はアコギとハーモニカ。 DAWはStudioOne。 ・音楽制作(BGM・ボカロ) ・夫婦ライバー ・YouTube運営(カバー・DTM解説) ・当ブログ運営